最後の練習を終えて

31日の記念公演前の最後の練習日。
朝9時すぎ、いまから出かけようかというときに電話。
「今日の公民館の予約番号教えてください」
もう公民館に到着している、という。
東京の、府中から、藤沢の辻堂の公民館まで・・・いったい何時に出てきたのやら。
気合入ってるなぁ・・・
道路が混んでいて10分遅刻で到着したら、すでに全員(10人)集まっていて
そのうち東京組が4人。ホントもう頭が上がらない。


最後のお稽古はめちゃめちゃシビアだった。
「出番は10分ではあるけれど、チケットを買って見に来ているお客さんにとってのステージなんだから、1000人いたら2000の目玉でそう見られている。自分たちが集中し、気持ちをこちらに向けてもらえるような演奏をしなければ。」


この10分のために、何カ月も前から何度も集まり、練習してきた。
でもこの過程でいっぱいいっぱい得るものあった。ひとりひとりの独唱聴いたり、
皆のリズムが合うまで何度も何度も、イヤになるまで繰り返したり、
ていねいに気持ちをこめて唄う、って具体的にどういうこと?やさしく唄うってどういうこと?って何度も自問したり。


あと一週間。
集客がおもわしくないと聞いているけれど、
沖縄からわざわざ来て下さる先生方のためにも
最後までできるだけのことをして、
良い公演になればいいなぁ・・。


私自身は、足の回復が間に合わず、
立って演奏することができず、イスを用意してもらうことになって
残念な思いが消えないけれど、
今日立ってやってみたらやっぱり足が痺れて、その上それに気を取られて
見事に歌詞を間違えてしまって、逆に踏ん切りがついた。
皆と合わせて立って弾くことより、
演奏にいちばん集中できる環境であったほうがいい。
そう割り切ってちょっとスッキリした。


とにかく、
私にとっても この何カ月か仲間とすごした練習と自分の努力の、
記念になる公演にしたいなぁと思います。