声楽レッスンで「声を一生懸命出しているけれどお腹から上しか使ってないわね、もっと全身使わなくちゃ」と何回も指摘される。声を出す素である息の通り道を作っていない、と。確かに喉の方に神経がいっていて、息を吸ったり吐いたりがおろそかになっている。で、どうすればいいかというと体をやわらかくほぐして余分な力を抜いて、・・・とひざを曲げたり伸ばしたりしながら発声練習。どうやったら声が通るか、自分の身体を動かしながら、一番良い所を見つける。いろいろ試行錯誤していると自分の身体が声を出す楽器だということがよくわかる。ときどきツボにはまると苦労せずによく通る、高い、大きな声がでるときがある。それを身体に覚えこませるといいのだけれど、またすぐわからなくなる。まだまだ修行が足りない。
*[思うこと]
次々と仕事でやらなきゃいけないことが増えたり、ボランティアをたのまれたり、明日の準備があったり。ふと玄関をでるとき、枯れたままの鉢植えが目に入る。仕事が今くらいの量じゃなかったときはもっとゆっくり庭の花をいじったり、手の込んだ料理をしたり、子どもの懇談会のあとおしゃべりしたりする時間があったのにな、やっぱり何かを得ると何かを犠牲にしている。

先日の研修は「ノーバディーズ・パーフェクト」というカナダの子育て支援の話だった。
すべてのことを完璧にできる人なんて、いない。
子育てに完璧なんてないのよ、っていう内容だったけれど、ちょっと自分に当てはめて、そうだよね、って納得しようとしていた。