まとわりつく汗、泥。どうしようも出来ない暑さ。やることがたまっている焦り。やろうとしてもうまくできない自分に対する怒り。あと1日で休みが終わってしまう、その後の忙しさを考えて落ち込む自分。悲しみ。
そんな気分にふりまわされていたここ最近だったが、ちょっと見方、考え方を変えてみたらずいぶん気分が楽になった。きっかけは何個かあった。人から聞いた話、たまたま読んだ本。だんなが聞いてきた言葉。でもそれがみんな共通して(というか自分で共通させて納得したのかもしれない)自分の心にすんなりはいってきた。
 それは・・・「時間なんて勝手に作ったもの。昨日、今日、明日なんていうが今一瞬一瞬しかない。昨日寝たと今日思うけれど寝た時は今日だった。今日起きた時も今日。明日のことをあれこれ考えるより、昨日のことを憂うよりも、「今を楽しむ。」楽しいことばかりしてはいられないのが人間、じゃあ今「することを楽しむ。」ということ。
気持ちが悪い、いやだなと思って物事を見ても、他人には違う風に見えるにちがいない。自分の感情をちょっと外に置いておいてもう一度客観的に見てみる。いまの思いを考え直してみる。まだこんな時間、はやく仕事が終わらないかな、と考えたとき時計を見るのをやめて空を見上げてああきれい!って思う。暑い暑いと思っているとき子どもの汗だくだけどすごくたのしそうな笑顔を見てうれしいって思う。ちらかっている部屋にイライラしたらこれ片づけてキレイにしたら気分いいぞ!って思う。夜中おなかがすいてイライラしたら明日起きておいしい朝ご飯食べよう、ってさっさと寝てしまう。その気分に「とらわれる」ことをやめる。ちょっとしたことだけれどそう心掛けるだけでこの数日とっても気分がいい。
 ありがとう。なんにでも感謝する。元気な自分。元気な家族。平和な今。「知足」っていうらしい。足るを知る。いつも忘れがち。きっとまた忘れるだろう。そうはいっても・・・って愚痴ばかり不満ばかり頭をもたげる日もくるだろう。でもこう思って気分よく過ごせた日もあることを日記に書きとめておこう。