胸に聞いてみる

ブログに書けないけど、いろんな親子と接している仕事だから、いろんなことがある。


クリスマスの頃、あるお母さんが、いろいろな事情で仕事(学校の先生)をやめる、って話しにきた。
涙いっぱいためて。
だけど今日、ひさしぶりにお会いしたら「やっぱり続けることにしました」と晴れやかな顔で報告に。
子どものことでさまざまな難題をかかえているけれど「いざやめるとなったとき、悲しくて悲しくて、自分の気持ちをどうしても納得させられなくて、そうしたらひとつ方法があることがわかって」といろいろ策を講じて、続けられることになったという。「こどものためといって納得しようとしたけれど自分の居場所がなくなると思うと足がすくむほどどんぞこに落ちたみたいな気になって・・・」 ほんとうにこの間と顔つきが全然違った。



何かで迷ったとき、何かを決めるとき、
一番の方法は、「素直に自分の胸に聞いてみる」
やっぱ、これなんだなあ・・・・



どうしてもイヤなことは、イヤ。
大変だけど、ちょっとでもやってみよう、という気持ちがあればできる。


私もこの仕事を続けている中で何度も分岐点があった。
ぜったい無理、って思ったこともやってるうちにすごく楽しくなったこともあったり、
ここで引かなきゃ、と役をスパッと退いたこともあった。
結局、だれかのアドバイスは所詮アドバイスで、決めるのは自分の心なんだな・・・・


年末からひとつのまた分岐点になるかもしれない話をもらっていた。
でも、今回はいっこうに自分の気がすすまない。
やってみようかな、の気が起きない。
頭ではいろいろ考えて前向きにも整理できるけれど、
心(感情)が納得しない。
今日、お母さんの顔を見て、決意は決まった。
明日、ちゃんとお返事しようと思う。