彫刻展へ

職場の竹細工名人のタケさんが
「仏像彫刻展に出品してるからお時間あったらどうぞ」と
案内状をくれた。
雨で2つ予定が中止になったので、実家から送ってきた柿を手土産に、見に行ってきた。


ギャラリーには大小さまざまな仏像・・・かわいいお地蔵さまから
大きな阿弥陀如来まで、作品がずらり。部屋の中はヒノキのいい香でいっぱい。
タケさんの観音様は、繊細な指のかんじ、衣のひだの表現に、
去年よりまたすごーく腕を上げたな、っていうのがひと目でわかる作品だった。


案内してくれたタケさんの、彫るときの過程や作品のことを話す表情は、
職場とはまた違う顔。目がきらきらしてる少年みたい。
彫り上げた2作品にかかった時間は、それぞれ4ヶ月。
いつもとまたちがう一面を見せてくれたタケさん、仲間といっしょにとても幸せそうだった。
「楽しいんですよね〜。好きなんですよ、時間なんて忘れちゃう。それにうまい人のを見ると
いつか自分も、って夢がふくらむよね、」 

「のぶちゃん〜、お互いがんばるんだよね、10年後めざしてね」
・・・そうだった(>。<)そんなこと話したっけ。


ひとそれぞれ、好きなことがちがう。
価値観もちがう。
同じ風景を見ていても、きっと感じ方はちがう。
100人いたら、100人の世界がある。
でも、それぞれの好きなことで、がんばっていきましょうね。
で、こうやって、ときどき刺激を受けあえたら、いいですね。


そしてやっぱり、
同じように感じる人たちと・・・同じ風景見ながら、
あーだこーだおしゃべりしながら、歩いていきたいな。
速度はちがっても・・・。方向はいろいろでも・・・。


ちなみに今日の作品のなかで、
私が気に入ったのは、かえるさんと、
琵琶を弾く如来様でした(^^)