本や新聞やテレビの沢山の情報の中で、自分のアンテナの周波数によって、ピッと心にとまる記事がそのときどきでちがう。
昨日は夕刊に載っていた萩本欽ちゃんの記事がそうだった。「死のうとしたことがあったけれど、お世話になっていたプロデューサーの顔が浮かんで、”あの人を泣かせちゃいけない”って。人は人のためにならがんばれるんだよね」「人はがんばるんじゃない、だれかががんばらせるんだよね」


 たまたま、本棚にあった松下幸之助の「道をひらく」という本にも、こんなくだりがあった。
「どんな仕事でもそれが世の中に必要なればこそ成り立つ。だから、自分の仕事は自分がやっている自分の仕事だと思うのは、とんでもないことで、ほんとうは世の中にやらせてもらっている世の中の仕事なのである。」
「仕事が伸びるか伸びないかは、世の中が決めてくれる。世の中の求めのままに、自然に自分の仕事を伸ばしてゆけばよい。」
「大切なことは、世の中にやらせてもらっているこの仕事を、誠実に、謙虚に、そして熱心にやることである。世の中の求めに、精いっぱいこたえることである。」


今の私に、ただ「仕事」だけじゃなく、いろんなところで、考えさせられる二つの言葉です。

道をひらく

道をひらく