唄を唄うとき、不幸な経験が無ければ悲しい唄は唄えないのだろうか?
そうじゃない、って政雄先生は仰った。「そんなこと言ったら役者は不幸な奴しかなれないってことになる」
その気持ちを想像して、自分の気持ちを持っていって、少しでもあったつらい経験や悲しい気持ちを10倍くらいにして、唄に近づけてみる。


大城美佐子さんの「絹糸声」というアルバムの中の、「汀間当」という唄がとっても好きで、「まるみかなー(丸目加那)」っていう言葉ってよく聞くけど何?って思ってたらこの唄のヒロインだった。恋の話が唄になってる。
舞台になった汀間当ってどんなところだろう、まるみかなーってどんな女の人だったんだろう、悲恋のあとどうしたんだろう、・・・いろいろ想像しながら「とぅてん、とぅてん」のリズムに乗せて唄う。
あーもうめっちゃ好き!!!メロディーもだけど物語の唄だっていうところがいい。 


あ、お稽古の唄もやらなきゃ・・・・