最近、喉の周りに力が入っていないな、って感じるときは声が伸びる気がする。逆にちゃんとお腹に力が入っているときは、息が続く。声楽の先生が身体は楽器、っていうのが、最近しみじみわかる。でも、ちょっと気をゆるすと、それができない。無意識にできるようになるにはまだまだ、なんだろうな・・・
唄にばかり気をとられていると、三線の勘所が狂ったり、唄の伴奏にならなかったりする。声楽は、唄にだけ集中すればいいけれど、唄三線はここが倍、大変。でもだからこそおもしろくて、奥が深くて・・・


ライブになんで出るんだろ、出なくても、唄っていれば楽しい、と思ったこともあったけれど、「ナミィ!八重山おばぁの歌物語」を読んで「唄でお客様の頭の上のカミサマを喜ばすことが私の喜び」というナミイおばぁの一言、その生き方。生きてきた時代も人生も全然違うし、その土地の唄を唄える自分じゃないし、真似したくてもできないけれど・・・聴いてくれる人がどんなに少なくても、どんな人でも、聴いてくれる人がいれば全身全霊で唄を唄って喜ばせる・・・いいなあ、いいなあ、その生き方!・・・すごーく憧れる自分がいた。
自分の唄が人を喜ばせられるかどうかは、わからないけれど、ね・・・