むかしあそびは楽しいよ

うちの上司って、ほんとにすごいと思う。こどもが夢中になれるしくみをよく考えつくなーと感心する。
今週は「昔あそび大会」。一日目、かるたと百人一首、二日目花札、三日目はねつき、四日目こま大会。カードを作り、参加するごとにポイントがつき、もちろん1位10点、2位8点、など順位によってもポイントがもらえ、各部門ごとに優勝者には豪華商品(金色に塗ったベーゴマとか、かわいいトランプとか、特別おやつ券とか、おやつおかわり一番券など)が出るし、毎日参加したら総合優勝のチャンスもある。それまで一ヶ月ほど練習の機会を与えて(こまなんかは技によって点が違うし、ベーゴマなんかは練習しなきゃ回らないから)皆それぞれの部門でがんばってきた。一生懸命やった子ほどやっぱり成果は出てベーゴマトーナメントで勝ち抜いたこのガッツポーズのいい顔といったら!!!こんなことでもしなきゃ覚えないだろう花札も、大会が終わっても面白くて春くらいまでは皆よく遊ぶらしい。
この大会の企画について職員会議、何回持ったことか。あーでもないこーでもないと点数のつけ方、カードの作り方、どうやったらこどもたちが食いついてくるか・・・議論を引っ張っていく上司の熱意にほんとに脱帽。
 ・・・ところで私実は花札には思い出がある。お正月、お年玉をもらいに祖父母の家に行くと必ず祖母が座布団だしてきて、「さー花札やろかー」と、始まる。もちろん、一点10円、こども相手に容赦しない。せっかくもらったお年玉が半分くらいになっちゃったり、倍くらいになったり、くやしくてすねてあとで出された大好物のイチゴ、食べ損ねたこともある。
あの経験が今頃役に立って、「ほら〜いのしかちょー! 月見で一杯!やったね〜」なんて、こどもたちとわいわい。さすがに祖母みたいなことはしないけどね。