karinn2005-11-09

昨夜会食に招かれて、仕事が終わってからラッシュと反対向きの東海道線に乗り、都心へ出てきた。なれないパンプスを履きスーツを着て、どこを見てもビル、ビルの夜景の中へ。背広姿のビジネスマンとスーツ姿の女の人ばかりの中にいるとかつてOLしていた時は当たり前の風景にとっても場違いな気がして落ちつかなかった。大きなエレベーターと絨毯の敷かれた床、ピンポン、とエレベーターが着く音が聞こえると過去にフラッシュバック。総務課に採用されて半年後に支店長秘書をやらされて、お茶を出したりスケジュール管理をしたり、会議の資料やお弁当を手配したり、厳しい先輩からは大阪弁をなおされたり細かいところまでびしびし指摘がとんできて、地下鉄で一時間、くたくたになって帰ったっけ。
 昨日のレストランは西麻布で有名なイタリア料理店がホテル内に出店していて、ウエイターもウエイトレスも笑顔がすごーく洗練された人ばかり、器もしゃれていて、いつもの自分のいる場所と別世界。
 でも、いいな、とか戻りたいな、とか思わなかった。
 おしゃれをしたり、知的な会話を楽しんだり、そういうことと無縁の自然と子どもとお母さん相手の仕事も、畑をぬけての自転車通勤も、いいとこあるんだよ。私に合ってるのよね。
 でも、たまーには、いいよね。おいしいお料理とワインでした。