雨でどこもいけない、明日も休み、家事や食事作りは母がいる、こんな機会はめったにない!朝からずーっとひまがあったら三線を握り、「豊年音頭」や「ナークニー」なんて初心者には無謀な曲にも手を出して、合間に母とまた「ナビィの恋」を観てまた泣いて、とやってたら、「お母さんの三線、いつまで続くと思う?」「今はもう浮かれてるから何言っても無駄だと思うけどそのうち熱が冷めると思うよ」「それにしてもあんたたちうるさないの?」「もう慣れた」「それにしてもびっくりやねー」「まあ、うまくなろうと必死な時期はぼくもあったよ」と長男と母の会話が聞こえる。
 何とでも言って。