朝、小雨の中、子どもたちの登校途中の横断歩道の旗持ち当番。年3回くらい回ってくるが、長男が小1のときから数えて10年目、今までラッキーなことに一度も大雨にも、強風にも、台風にも当たらなかったが初めて傘を持っての当番だった。次男はとうとう6年生、私と目が合っても知らんぷり、他人をよそおうようになった。家ではまだまだ甘えん坊なのに、こいつめ、と思いながらわたしも無視してあげた。

今日ひとつがっかりすることがあった。髪を切りにいった娘が「マキさん、辞めちゃうんだって!」と。私がここに越してきて以来、じつに12年間ずーっとカットしてくれていた美容師さん。一度も浮気しなかったってすごいことだ。ソバージュにしたり、ショートカットにしたり、伸ばしてみたり、そしてこの数年はもう「いつものように」って言えばそのときどきでちゃーんと私の好みぷらすちょっと今どきのはやりを取り入れてきってくれていた。娘は3歳のとき、わたしがカットしているそばで遊んでいたが、小学校3年生から私に切られるのがいやでマキさんのところへ行き始め、中2のいままで親子で交互にお世話になった。娘も相当ショックだったらしい。これからどうしよう、他の人がおんなじ髪型にしてくれるかしら・・と言っていた。ケイタイがほしいだの、お母さんがうるさいだの、家では話さないこともマキさんにはおしゃべりしていたらしい。私より明らかに年上だが独身で、すごーくハサミづかいがうまくって、なにかと賞もとっていたらしいので引き抜かれたのだろうか。それとも結婚するのかな。出会いがあるといつか別れもあるのだが、ちょっぴりまた寂しい春になりました。