シンポジウムに出席するため横浜へ。雪のまじるさむーい日だった。みなとみらい駅は土曜日なのに朝まだ早いせいか閑散としていて寒さがよけいにしみた。発表も漫談みたいだと言われながらもなんとかうまくいき、初対面の人に30くらいにしか見えないわ!と言われたのでまずーいお弁当も許してあげた。せっかく出てきたけれどランドマークタワーにも寄る気も起きず午後に声楽レッスンもあるのでまっすぐ帰ってきた。
 レッスンまでの空いた時間、長男の塾へお礼のあいさつと次男の入塾手続きへ。ほとんどこの二ヶ月くらい塾のない日も毎日のように自習室に通い、家には寝に帰ってくるだけ、というかんじだったので2000円の菓子折りじゃ足りなかったかも。「つぎ、またユニークなのが(次男のこと)控えているので」と言ったら笑ってたけれどほんとうにそうなのだから、次男にあったら納得するだろう。
 夕方ずっとずっとおあずけだった「合格したら外食しよう」の約束どおり、近所にできたイタリアンレストランへ家族ででかけた。好きなの食べていいよ、の約束に、ピザ、パスタ(次男は値段より何より一番好きなポロネーゼ)、から揚げ、照り焼きハンバーグ、魚介のサラダ、デザート、ジェラート、いろいろ注文し3人とも満足げだった。
 大江健三郎氏の「自分の木の下で」の本の中に息子の光さんが小さいころのことを振り返ったくだりに、あのころが私と妻にとって春から夏の季節だったと思う、というのがあって、まさに今が夏、もうそろそろ秋の手前の夏なのかな・・とだんなとワインを飲みながらうなずき合った週末でした。