京都での全国保育団体合同研修大会(通称合研)の3日間が終わった。全国の保育園・幼稚園・研究者が一万人、京都に集った。突然府立体育館にふって湧いたこの集団、知らない人が見たらびっくりだっただろう。この合研に参加するとああ夏がきたなあ、と感じる。2日目の分科会は「子育て支援とネットワーク」に参加。福岡の学生さん、石川のお母さん、埼玉の子育て支援をバリバリにやっている方、住職を兼ねてる園長さん、・・・全国いろんな所から様々な立場の人が集まって、真剣に実践報告を聞き、討議をする。置かれている環境も違うし、恵まれているところもあれば壁にぶつかっているところもあるが、お互い自分の環境の中で、どうしたらニーズにこたえることができるのか、どうすれば無理なく続けていけるのかを考え、私自身いっぱい元気をもらって「また来年会いましょう!」とみんなと笑顔で別れた。最終日の京都の皆さんの構成劇も、辛 淑玉さんの講演も金縛りにあいそうなくらい感動した。子どもたちのためのより良い保育をしたい私達にとって、今、周りをとりまく環境はあまりにも厳しい。民営化による保育サービスの充実というが、保育園で働く私たちの労働条件が補償されない中でどうやって良い保育を作っていくというのか。給食を外部に発注することを認めるなんて、子どもたち一人一人の体調、アレルギー、などを配慮できる給食室がなくなっていいの?スウェーデンでは5才児では5人に一人の保育者なのに、日本では20人、30人に一人が当り前。日本の福祉の貧弱さを嘆いているだけでなく、いろんなことをもっと声に出して訴えて世論としていかないといけないんだ。そんなことを考えさせられた。それにしてもこの大会の準備、運営に奔走されて、とっても親切だった京都の皆さん、お疲れさまでした。そしてありがとうございました。来年は宮城にまた行くぞー。
 私としては妹の新居におじゃまさせてもらい、子どもたちはいとこと実家にお世話になり、ひさびさに関西弁で思いっきり話ができてリフレッシュできて半分旅気分でした。みんなありがとね。