雨。ジョギングお休み。
「食育」がテーマの講演会を聞く。50年小児科医で、「飽食日本の子どもが危ない」などの著書のある、真弓定夫先生。日本食が見直されているが、自分の家庭ではおろそかになっていることを思い知らされ、少し反省。心に残ったことは、草食動物と肉食動物の違いを見分けるには爪を見る。牛やウマは平爪で、トラやライオンは巻き爪である。ヒトは平爪の草食動物に近いのだから穀物中心の食が当り前。肉食動物は身体が柔らかい、瞬発力がある、持久力はない、攻撃性、暴力的。だから肉食中心になったこどもが姿勢が悪い、がまんができない、攻撃的になるのは当り前だ。日本人は農耕民族であったこと。ここ数十年で平均身長や体重は17cm、14kも伸びたということは、それだけ内臓にも負担がきている。成人病の増加、そういった病気が若年化していること。ウシの乳をヒトが飲む。ウシの乳は身体を大きくするため。それを飲むことの影響・・・聞いていて納得することばかりだったので少し恐ろしくなった。
いい言葉も沢山きいた。「身土不ニ」(しんどふじ)生まれた土地でとれたものを食べることが身体に良い
「春苦味、夏は酢の物、秋辛味、秋は油と合点して食え」(明治の食医 石塚左玄の言葉)
・・・2時間の講演をここには書ききれないが要は「ごはん、野菜、豆を食べる」「そういうものと肉のバランスは7対1でいい(子どもは4対1)」「30品目なんて無理。その土地でその時とれる、腐る物(加工食品でないという意味)を腐る前に」「日本食を見直す」だった。徹底してそれを実行はとてもできないけれど、頭においてメニューを考えていこう。ま、ごはんが好きなうちの子達(逆に私とだんなのほうがパン食、イタリアン好み)にはあまり苦労しなくてすみそうでホッ。