わたしの職場

「私たちの歌」

限りない ゆめがある
私たちには うたがある
自分がまるごと生きている
仕事がある


正直に 自分をさらけ出して
泣いたり 笑ったりするのは
苦しさにひるまず 誠実に やさしく
人間らしく 生きたいから
子どもたちを 愛したいから


限りない ゆめがある うたがある


卒園式にうたう歌のひとつ、この詩も私は歌うたびに涙がでる。こんなすてきな詞をすらっと書けてしまう、うちの園長さんは本当にすごい人。妹もいつからあんなに素敵な文章や詩が書けるのか、言葉で表現が出来ることってすごいこと。卒園児のうたは保育者が夜勤務の後に集まって、この子はこんな子だった、こんなすてきな所があるとエピソードを出し合い、さて、と詩にするのだがいつも頭を抱えてしまう。いい言葉が出て来ない。ありきたりの言葉しかでてこない。そんなとき園長さんが覗きにきて、皆のメモをかき集めちょっとの間部屋にこもって、「できたわよ〜」とニコニコして出てくる。するともう私たちがまさに言いたかったそのぴったりの詩になってかえってくるのである。でもその裏にはやはりものすごい量の読書量が隠れている。いい詩を書こうと思ったら、いつも自分の中に素敵な言葉を本の中から見つけ出して取り込んでおかなければダメなのだそう。すごいなあと思うことは簡単だがそれだけじゃダメなのね。見えないところの努力。できるできないにかかわらず、やってみることは大事だなと思う。