昨日のライブは

練習よりも本番が、
いちばん出来が良かった、と
初めてほめてもらったかも。


来ていただいたお客様からも
良かったと言ってはもらえたけど、
実はここまで来るまでめっちゃ大変だった


ナークニー、ましゅんく節、谷茶前〜いちはなれ節、鷲ぬ鳥節と
難曲ばかりだったということもあるけど
それよりもなによりも、3人(うめちゃん、あおさん、わたし)の息合わせが難しくて
お稽古でいつもよりもめちゃめちゃダメ出しいっぱいだった。
3人で一緒に同じ音程で唄ってるのに「ハモってきこえるってどーいうこと?」みたいな。
テンポ、三線、唄、息合わせ、ことごとく
注意されなかったものなかったくらい。


それも、昨日の直前のリハまでね。
あまりにこたえたから書かないけど(^^;)
昔のわたしだったら泣いてるか帰ってたなぁ・・・



ライブしょっぱなの音出しと唄担当で
久々、コンクールの時以来、指が震えた。
胸の動悸がおさまらなくて、どうしよう、どうしようと思いながらの一音目。
・・・・合、老、四、七、・・・
鳴らしていくうちにその音で落ち着いてきたのがわかった。

ピアニストの紀子さんの「ぜったいお客様に喜んでもらえるいいライブにするから!」
の熱意というかすさまじい想いにのっかって、あれよあれよという間に終わってしまったけど
こんな経験させてもらえてほんとに感謝でした。


結局よく出来たっていってもミラクルが起きるわけじゃなし、
練習通りの、その中でも一番納得できるものが本番で出せるか、ってことなんだけど
これが・・・今までの私はコンクールにしろなんにしろ、一番できなかったこと。
だから、ちょっと昨日の経験は、とても得難いものだった。


そして

いちばん勉強になったのは
わたしひとりがんばるんじゃない、
周りの空気を感じて、その空気を作ること。


いちばん今まで私が苦手で、
やってこなかったこと。
それをイヤっていうほど勉強させられマシタ。



ピアノと三線の音色と華織さんがその音楽を聴きながら飾られた花(写真なくて残念〜)と、
窓から見える江ノ島の向こうに沈む夕日。
きっといつまでも、忘れられないだろうなぁ・・・そんな一日でした。