祈りの週
お盆の週で子どもは少なめ。
朝の集合時間に本を読む。
「わすれていてごめんね」
という、
“キョウチクトウの木が助かったのは、瀕死の犬たちが、
みんなで元安川の水をかけてくれたから。
広島の原爆で犠牲になったのは、人間だけではないんだよ、
木や犬や、鳥や、小さな昆虫だって・・・”
という内容のお話。
ちょうど、保育園で飼っていたワンちゃんたちが、
二匹続けて死んでしまうという悲しい出来事があったところ。
みんな、静まり返って耳をかたむけてくれました。
「今週はお盆だよね、お盆、ってどういう意味があるか知ってる?
亡くなったひとのたましいが、もどってくるんだよ。
だからお供え物やお祭りで、たましいを迎えてあげるの。」
セミの泣き声が、窓から響いてきました