始めたばかりのころ

はじめてコメントをくれた方へ。
長くなりそうなので、ここにお返事を書きます。
三線を始められたばかりなんですね。
唄がちんぷんかんぷんでうたにきこえなくて、まわりがみんなうまくかんじてあせっていたあの頃を思い出します。
三線を始めたきっかけは?という質問でしたよね。
話せばながくなりますが、縁あって出会った保育園の園長の友人の、沖縄でペンションをやっている会沢芽美さんという方が、保育園に来たときに、沖縄の唄と踊りのコンサートと、戦争(ガマ)の悲惨な話を題材にした、1人芝居をやってくれたのです。
そのときに、雷が落ちたんです。
三線をそのとき、はじめよう、と思ったのではなく、沖縄に行かなくちゃ!って。
それが最初の最初です。
そして訪れた沖縄でふれたのは三線ではなく、うたでした。
また芽美さんのペンションで沖縄のうたをいっぱい聞いて、それで帰ってから一枚、沖縄のうたのオムニバスCDを買ったのです。
それを1年くらい、何度も何度も好きで聞いていました。
そのうち、そのCDの中に出てくる三線の音に・・・そのときちょうど仕事の人間関係のストレスで煮詰まっていたところだったので・・・・ちがった世界に目を向けたい気持ちがあったのかな、だんながちょうど沖縄に出張に行ったときに三線を買ってきてもらいました。
もう2年と8ヶ月前の、夏のことでした。


もともとうたが好きだったし、その好きなうたが、CDをかけなくても、だれかが伴奏してくれなくても自分で弾ければうたえるのだから、こんないいことはない。だけど・・・自分で本見て、ビデオ見てもちゃんと音が出ない。全然弾けない。だから習いに行こう、と決めて今の教室の門をたたきました。
どんなお稽古をしているか、書いてくれているブログがあって、だから意外と抵抗なく行こうと思いました。id:jsfishさんのまめさのおかげです・・・・
その前日まで行くか行くまいか迷ってたのに、その日の朝行って弾いてる夢を見たのだから、必然だったのか、どこかの神様の導きだったのかな(^^)


あ、もうひとつ、上達方法は?っていう質問でしたよね。
そりゃあ、いっぱい聞いて、いっぱい唄って、教えてもらった弾き方や歌い方のコツはなにはともあれやってみる。恥はかきすてて声を出す。なにしろ反復練習。あ、でも話半分に聞いててくださいね。その教室で「やりすぎ」「つっぱしりすぎ」「無謀」って言えば私のことだから。とにかくその日の稽古でやったことはその次の日から稽古の日までとことんやって、「ちょっとはましになってる」って自分が納得するまでやって・・・でも、上達したかどうかは時と、周りの人が決めること。とりあえず、自分はだめだ、なんて思わないで自分のペースで、楽しくやる、が一番大事です。「やらなければならない」なんて義務感なんてないんだもの。車のなかでずっと聞いてるっていうのだから、魅かれるものがあるんですよね。その気持ちがあれば、なるようになるんです。
そして・・・何でもいいから目標持つ。この曲弾けるようにしよう、っていう短期の目標だったり、コンクールの賞だったり、いつか沖縄ライブツアーやるぞ〜!みたいな壮大な達成不可能に近い目標だったり。目標=夢?かな。別にかなうかどうかなんてどうでもよくて、無謀でもなんだろうが目標(夢)を持つことは自由ですもんね。でもそれがあるとないとじゃ、やる気が違ってきます。
あとは・・・目標になる人がいるといいですよ。まずは身近な先輩や先生、CDでよく聴く唄の人、沖縄の大先生だったり、ビギンだっていい!・・・あこがれのひと、私はいっぱいいます(^^)いろんなひとからいいとこどりして、マネしてみる。で、自分のうたと聞き比べて(おちこむけど)それも気にしな〜い!とにかくすきなんですよ、唄ってること、弾いてることが。


今日も研修で、あ、これは三線とぜーんぜん関係ないことなんですが、
赤ちゃんの成長を気にするお母さんへのアドバイスで、
人はすぐ他人と比べがちだけれど、
「前がどうだったか、ということとくらべる」
「他人とは比べない」
ということばに納得しました。
ひとがどうであれ、自分自身なんです。 ねたんだりひがんだりうらやましがったりしても自分が悲しくなるだけだから。
自分を褒める、他人が褒めてくれたら、ラッキー。それもこれも栄養にして、次につなげる。


あら〜なんかちがう方向の話になってしまった。
2年と8ヶ月だけ前を行ってる私の話だから、話半分に聞いていてね。
もっと大先輩の話を聞いてみてくださいね。

とにかく、がんばってくださいね。
またコメントくださいね。
おしまい。