明日、沖縄慰霊の日。明日は土曜日で来る子は数名なので、今日、このあいだあきちゃんに借りた「ちむどんどん」を子どもたちに読んだ。

最初ざわざわしていた子たちも、砲撃の中を家族が逃げて、ガマの中で赤ちゃんが生まれ、そして自分と同じ年齢の子たちが死んでいく・・・読み進むうちに、だんだん話し声がしなくなりしーんとして食い入るように絵本を見ていた。


今日は私からの言葉は何もない。
ただ明日が慰霊の日、だということをニュースなんかで知ったら、私が読んだこの本のことを思い出してね、これは62年前に本当にあったことなんだよ、そして・・・一生懸命聴いてくれてありがとうね。それだけ。


あの出来事が、事実が、あのときに消えた命が、無駄になりませんように。