よくわかるよ

太鼓教室で、今練習している「みのり太鼓」。締め太鼓(リードする小さい太鼓)を勤めるのは、若手のMちゃん。
今日最後まで通して一人でやってみたけれど、広い体育館ということもあり子どもたちが慣れていないこともあり、最後の「ドンコドンコドンドドドン、ソラコイ!」がだんだん早くなって最後に「せーの!」の掛け声で止まって「やー!」とポーズ、というのが、子どもたちが止まってくれない。
子どもたちが勝手に走っていっちゃって、ちゃんと締め太鼓の音を聞いてくれないのもあるし、こどもにわかりやすいたたき方ができていない、って太鼓の先生からも指導があるし、せーの!もタイミングを失うと言えなくなって、・・・・終わったあと、一人で洗面所でずーっと「もうできない」って泣いていた。


ついこのあいだの早弾きできなくて落ち込んでた自分の姿と重なった。
できない自分がはがゆくて、くやしくて、先が見えなくて、でも余計にドツボにはまって・・・・。
「いつか笑える日が来る」なんていわれても受け入れられなくて。

でもね、今だったら言えるよ、なんとかなる、って。


声は自信あるから助けてあげられるよ。リズムはさすが吹奏楽部、Mちゃんにまかせる太鼓の先生の気持ちがよくわかる、見込みがあるからまかせるんだよ。いっしょにがんばろうね、そのために聞いてない子は太鼓の中央に持っていったり、策も練って・・・といろいろ話したら、ちょっと笑顔が戻った。

本番は2ヵ月後、600人の舞台。ほんとにあのわからんちんの子供たち40人引っ張っていくのは並大抵のことじゃないけれど・・・がんばろうね!