一日研修

朝9時から5時までびっしり、3園2施設合同研修会だった。うたあり、勉強会あり、発表あり、グループトークあり、内容も濃かったが、今日の話の中で一番良かった話は「親から教えてもらったこと」という題で話してくれた宮古島出身の、50代のNさんの母親の思い出話だった。「5人兄弟を育て、貧乏暇なし、でいつも忙しそうだったが、しつけられたり教えてもらったりしたことはなく、甘やかされて育ちました。」いつも学校から帰ると手作りのおやつ(サーターアンダーギー宮古ではなんだかちがう呼び名だった)とか芋けんぴだとかが用意されていたり、ミシンがすきだったから色々と縫ってもらったり、上京したときには頻繁に届く手作りの食材がつまった荷物を開けて友達が喜んで食べるのを見るのがすごくうれしかったり、・・・そんな他愛のない話だったが、涙がとまらなかった。そのNさんの母はNさんが23歳のとき、交通事故で亡くなったそうだ。
「今日は母の日ですね、今日こんな話を声に出して話させてくれる機会が持ててありがとうございました。母の供養になりました」と締めくくられた。