ライブのとき、ちょっとしたハプニングで男弦のカラクイがびくともしなくなった。力を入れると折れそうで、コワくて動かせない。先生に聞いたら、弦をゆるめる方向に少しずつ引っ張るように回すといい、とのこと。でもそれでもちっとも動かない。動かなくなって3日間、一日ごとにちょっとずつギッと音がして少しだけ動くようになり、昨日お稽古の直前にやっともとに戻った。
 太鼓の部分の皮も、薄くなっている部分があって先生に「ここヤバイかも」と言われた。どうしても下手だからバチが当たってしまうからか・・・ウロコの溝の部分に液状のアロンアルファをたらしておくといい、と聞き、早速やってみる。
 乾ききらないときに弾いたら、なんだかヘンな音。やっぱり繊細な楽器なんだ・・・次の日、音が戻っていてほっとした。


 二つの出来事があって、今まで無造作に弾いていた三線と言う楽器、もっと大事に扱わなきゃ、と思った。

そういえばこの間の和太鼓の先生が、はじめての子ども達に太鼓を教えるまえに
「この太鼓の皮は、牛の皮なんだよ。昔は生きていたんだ。その皮を張らせてもらっている。それをたたかせてもらうんだ。ありがとう、って感謝しながら叩かないといけないよ」と言った。
三線だって、何百年も生きていた黒木とニシキヘビの皮を使っている。感謝しながら、は同じだよね・・・