仕事が忙しくても最近体調は快調で、逆に新しいことが次々起こって、やらなければならないことがいっぱいあっても心がハイなのか疲れない。責任が重い分、任されている分、がんばらねば、と身体が思っているんだろうか。
心理学者の河合隼雄氏の「心の処方箋」に、あ、そうそう!と思うところが2、3あった。人間は身体のエネルギーの他に「心のエネルギー」があって、趣味にエネルギーを費やしても片方で仕事がおろそかになることは、そうでもない。テニスが面白くなって熱心に練習に打ち込むようになり、テニスに一時間早く起きているのにむしろ仕事に対しても意欲的になっているとか。 エネルギーの消耗を片方で抑えれば片方で多くなる、という単純計算が人間には通用しない。人間は「生き物」だから。
 仕事が忙しすぎると疲れる、というのは思い込みで、いくら仕事の量が増えても好きでやっているときはエネルギーの流れがいいので疲れない。なにか仕事をしていてもやっぱりあの好きなことをしておけばよかったとかいやだなと思っていると心の中に生ずる摩擦のためにエネルギーを消耗するので、仕事をあまりしていなくても疲れる・・・
 私、今の仕事今の職場、好きなんだな。・・・そのうえリフレッシュの三線。この流れが滞らないようにしよう。滞りそうになったら、また河合氏のいう「心の新鉱脈」を掘り当てればいいか。

こころの処方箋 (新潮文庫)

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