東北の大雪のニュースを聞いても、横浜の空は穏やかに晴れ間がのぞく。そんなときいつも昔読んだ司馬遼太郎の「峠」という小説の冒頭を思い出す。主人公の河合継之介が長岡藩から江戸へ出てきたときに故郷は灰色の雪雲に覆われているのに太平洋側の空の青さに愕然とするくだり。日本、といっても地方で全く違うんだと洗濯物を干しながら思う。