ほとんど電車に乗らない私が、調布の子育て支援センターの施設見学に往復3時間。相鉄線小田急線、京王井の頭線京王線と乗り換え、桜上水とか成城学園前とか下北沢とか名前は聞くけれど行ったことのない駅名を沢山通り過ぎた。
 たどりついたその施設は一日の利用者数平均300人、年間のべ11万人の親子が利用し、1500㎡もあって事業費もスタッフの数も桁違いのスケールだった。
 けれど「利用者が多いのは何より今の親子のニーズにあったサービスを提供しているからです、」という説明にいささか疑問を感じたのは私だけ?子育て支援はサービスなんだろうか。支援を受ける親子たちはお客様ではないし、利用者の数だけでその施設の価値がきまるわけではない。学ぶべきところは沢山あって自分の地域に持ち帰ったときに何ができるか、いろいろ考えをくれるきっかけとなり有意義な見学会だったけれど「支援するっていったい何?」という問題もあらためて深く考えなければいけないきっかけになった気がする。