なつかしの街へ

新大阪から御堂筋線で心斎橋へ。同窓会会場のホテルは難波のほうが近いけれど、30分くらい早く着いたので20年前バイトをしていたカフェ近辺に行ってみたくなった。地下鉄から地上にあがるとそごうの横にシャネルやディオールのビルが立ち並んでいてまずびっくり。御堂筋の銀杏並木を南へ歩き、アメリカ村へ。三角公園あたりはやっぱり今でも若者の街、古着屋や雑貨屋、ライブハウスが路地のいたるところにあって土曜の夜は賑わっていた。古着屋のお店からそのころ店長さんが好きでよくかけていたUB40のレゲエの曲が聞こえてきたりして、昔にタイムスリップしたみたい。でもさすがに20年、そのころから古かったあのビルはなくなっているかな、とドキドキしながら四ツ橋通りに出るとちゃーんと建物はそのまま、残っていた。お店はタイ料理のレストランに変わっていて、「パームス」の名のシンボルだった椰子の木はなかったけれど、雰囲気はそのまま、神戸の短大からの帰路途中、5時から10時まで時給600円でよく働いたなーとなつかしく思い出しながらしばし感傷にひたって佇む。