誕生日プレゼントに、と鹿児島から恒例の地鶏の刺身が届く。これを食べる日の我が家はごはんが早い。みんな争っていっぱい食べようとするから。普通の家庭では鶏の刺身なんて何年にいっぺんでも食べるかどうか。 にんにく醤油で大根の千切りいっぱいと食べる鶏刺し、ササミだけでなくさっと焼いている皮も、モモも、レバーまで生で食べる。同じ鹿児島でも東シナ海に面した阿久根出身の義母は、嫁いでくるまで食べたことはなかったという。山間部の義父のところだけの「ごちそう」らしい。義父がしょっちゅうお祝い、と称しては、近くの同じ苗字の養鶏園から送ってくれるからそこのおばさんもいつも鶏ガラやら庭でとれたヘチマやら、いっぱいサービスして送ってくれる。
酉年の次男は共食いだー!といいながらムシャムシャ。「だれの誕生日のプレゼントだと思ってんのよ!」と怒りながらすごい勢いで食べてる娘。私はほとんど大根しか食べられなかった気がする・・・