職場で夕方、突然新人の女の子が泣き出してしまった。あまりにいろいろ仕事をかかえすぎて、でもだれもやってくれなくて、でも先輩には言えなくて・・・もういやだ!って涙ポロポロ。たしかにつらい立場だし、わかってあげられなくてごめんね、とパートの私としてはがんばって、としか言えず、3年上の子にバトンタッチして帰ってきた。
あまりに忙しい状況が続くと、周りに気を配ることもできなくなる。友人にメールをしたり、庭の花の手入れをしたり、手紙を書いたり、写真の整理をしたり、という期限のないもろもろの事は、心に余裕がないとできないものだ。私も職場へ急ぐ自転車に乗りながら、ああ今日もあれができなかった、あと15分あったらここに寄れたのに、と後悔する。帰宅後は夕食の支度、片付け、そしてやっとゆっくりできるはずの夜は明日の弁当の準備や家計簿つけやアイロン掛けなどの雑用で終わりさあ手紙を書こうなんて気持ちになれずにパソコンの前でボーッとするのがせいいっぱい。人間、休養は必要だとつくづく思う。
それにしてもいくら忙しくてもうまくいかなくても、しんどいなあ、でもしゃあないな、まあいいや、なんとかなるよ、とずうずうしく思えてしまうようになったのはいつからだろうか。これこそ年の功というものだろうか。