明け方夢をみた。私はジョギングをして保育園の子と競争している。で家についてバイバイ、と別れるがいつもの家ではなくマンションで、階段を駆け上がって最上階の自分の部屋へ着くが殺風景な板の間。私は37才、独身。1人暮らしも15年。よくいつまでも1人暮しをしているな、親がよく許しているなあなんて思いながら窓から外を見るとマッチ棒が組み合わさったような建てかけの一戸建てが見えるが私には関係ないわ、と思いカーテンを閉める。夕飯を食べようと思うが白いご飯がなく、納豆だけを食べる。ふととなりの部屋を見ると、様子を見に来たという母親と妹が板の間で寝ている。ごはんを持ってきてるよというのでもらって食べているところで目が覚めた。目覚めたとき寒かったからだろうか、心の中に風がふいているように寂しくて悲しい気分だけがいつまでも残っていた。1階に下りて朝ご飯の支度をしているときああ、よかった、家族がいて・・と思った。こんな夢を見たのはたぶん群ようこさんの小説「挑む女」を読んで43歳で独身のふたりの女性のリアルな生活が頭に残っていたんだろう。
今日は公園遊びを催す日だったが台風余波の肌寒い北風と曇り空で誰も来ず、一人公園でぽつんと待っている間、夢の余韻の物悲しさが消えなかった。