ジョギング 5k

いつも走る住宅街のいつもは人通りの少ないはずの路地に数人立っている。なんだろうと思いながら横を走りぬけようとしてギョッとした。思わず声をあげそうに。人がたおれている。おじいさん。頭の下とアスファルトが血でぬれていて顔に血の気はまったくない。そばに立っていた人もどこのだれか、どうしてなのかわからず集まって来た人たちのようで、もう救急車は呼んだらしく遠くからサイレンの音が聞こえてきた。見ているのもこわくなり立ち去ったが、病気で散歩中に倒れたのか、それとも事故か事件か・・なんにしろ朝からショッキングな出来事だった。数年前にはおばあさんが道に倒れていて、その時はチョッキに連絡先が縫い付けてあり、家に戻って連絡すると徘徊していて二日前から行方不明で探していたのだとご家族が迎えにきた。こんなことはあの時以来。