ちむどんどん―沖縄戦-母から命へ-

ちむどんどん―沖縄戦-母から命へ-

あきちゃんが「この本、ライブの次の日に読んであげたんです」と、貸してくれた。
平和祈念館の本のコーナーで見つけたんだそう。
小さい命、大切な命が戦争で消えていく、とても悲しい話。

でも主人公は、必死で生きようとする。
新しく生まれてくる生命と未来のために。


著者、金城明美さんのあとがきの一文。
“戦争はこんなにも、人の心を恐ろしい心に変えてしまうのです。
そんな出来事があった事を、わたしたちはわすれてはいけません。
今の社会で起こる悩みは身近です。「自殺」「命」の問題は、決して、軽い問題ではありません。
過ぎ去った戦争の恐ろしい「死」と同じにとらえられないかもしれませんが、
「命」の尊さ、「生きる」意味はいつの時でも感じなければならないのです。
〜中略〜
「戦争で死んだ人々が、安らかでありますように。そして今の人々が、命を大切にして、生きていけますように」”


今年も、もうすぐ慰霊の日がやってきます。
職場で私もこの本、読もうと思います。