二日目の夜

今回この合宿で、収穫は沢山あったけれど、その中のひとつにここで始めて出会った人はもちろん、いままで挨拶程度しか話したことがなかった他のクラスのひとたちと同じ時間を過ごして話すことで、とっても近くなった気がすること。草取りしながら、食事の支度をしながら、土間に腰掛けて唄いながら、いろんなところでいろんな人といろんな話をした。


  • 三日月と天の川の下で


沖縄の日の入りは遅くて、いつまでも明るい。それでも日差しがやわらいで、少し涼しい風が吹き始めたら、みんなそれぞれ思い思いの場所で夜のライブの練習したり、太鼓で遊んだり、昼間の疲れで仮眠をとったりみーあちゃんたちとボール遊びしたり(これは私)して過ごす。
 

そろそろ日が落ちて、庭でおいしいバーベキューを食べた後、ライトに照らされた野外ステージで(もちろんマイクもばっちり)、ひとりずつ舞台に上がって唄った。見上げると満天の星、天の川も見える。
唄の出来はともかく、こんな中で唄えるなんて、それだけで幸せでした。
1人ずつの唄のあと、仲本さんとかずこさんが舞台に登場、唄と三線を披露してくださった。お酒も入っているからとっても気持ちよさそうに、ホントに唄が好きで、唄っていることが好きで、お互いが好きなんだなーと伝わってくるようなライブだった。
 

  • 夜は更けて、でも語りはつづく


ライブが終わっても皆それぞれ三線弾いたり唄ったり。そのうちテラスで仲本さんを囲んで、仲本さんの三線を聴きながらいろんな話をする。(これも第3の講座かな?)唄のことだけじゃない人生のこと、家族のこと、子育て論、・・・・初めは皆で聴いていたがそのうち昼の疲れで椅子で寝てしまって(キジムナーみたいに椅子の上で丸くなって寝ちゃったKさん、みんながすごいねーって感心してた)、1人抜け2人抜け・・・それでも話は尽きない。
「愛は与えるもので、受けるものではない」
「いろんな試練があっても最後幸せになれればいいさ、みな幸せの島へ向かって船こいでいくのさ」
私の頭の引き出しにしまっておきたい言葉をたくさんもらった。

結局寝たのは(布団はないからそのへんにころがって)3時半、山学校の長い一日はこうして終わりました。