昨日始発の新幹線に乗り叔母の葬式を終え、今朝また早朝の新幹線で午後の仕事に備えて戻ってきた。新大阪から乗り換えた福知山線は、特急券を買って乗ったのは初めてだった。子どものころは従妹と妹と3人で大阪から鈍行の旅が当たり前だったから。グリコのアーモンドチョコを3駅に一個ずつくらい大事に食べながら、窓から見える景色が尼崎の工場群から宝塚の住宅街、そして渓谷やトンネルだらけの生瀬を抜けると田んぼが広がる三田、篠山口へ、また山と渓谷ぬけて柏原の田舎の風景に変っていくのを楽しみながら、着くまでの3時間を長いと感じたことは一度もなかった。

おばの家の近くを歩くと思い出がまざまざとよみがえってきた。でも、あんなに大きく感じたお宮さんは裏の林の木が全部切り倒されたせいもあってこんなに小さかったのかとびっくりだった。今ではビニールハウスになった畑にはトマトがそろそろ赤くなり始めていた。

おばの葬式の様子は妹の日記に詳しく。
おばちゃん、いっぱい泣いてくれる孫娘に囲まれて、闘病は大変だったというが、幸せな人生だったなあ、と思う。

それにしても、親戚の葬式って10年前の祖父のとき以来だが、親戚って、血って、やっぱりすごい。母は6人きょうだいだからまた多いのだが似た物同士がこんなに集まるってコワい。私のルーツの半分はここにあるんだなあと改めて見せつけられた気分だった。