「てぃんさぐぬ花」は手話をやりながらソロで唄う。どうすればぎこちなく見えないようにできるか、いろいろ考えて鏡の前で試行錯誤。 
いろいろやっていてふと思ったけれど、あと3日の間に、もし風邪を引いて声が出なくなったり、自転車でこけたり、家族になにかあったりしたら・・・普段そんなに気にしないことが、そのことイコールライブに出られない→みんなに迷惑をかけることになる、ということに気づくとなにもかも慎重になる。
そう考えると、芸人ってすごいなー。舞台に出る役者も、ずーっとそういう生活をしているってことだ。まあ周りで何かあるかないか、ってことは自分ではどうしようもできないことではあるんだけれど。

働きだしてここ数年、一度も寝込んだこともなく病欠は一度もしたことがない。週に一度の子育て相談も、一人でやっていて代わりがいない、という状況が産む緊張感もいいように働いてはいるんだろう。
でも、実は昔はすごーく病弱なしょっちゅう熱を出す子どもだった。幼稚園の年長のときは(というか1年保育だった)12ヶ月のうちトータルで一ヶ月以上は扁桃腺を腫らして休んでいた。最後の発表会もなんの絵本か忘れたが「コッコさん」の役(一応主役だったらしい)を先生が用意してくれていたのにほとんど練習に参加できず、他のコッコさん役について必死で真似して踊った記憶がある。 「自家中毒」というのもよくなった。どこかへ出かける、というと必ず熱を出すか気分がわるくなり真っ青な顔になって寝込んだ。母の田舎の縁側で元気に遊ぶいとこたちを見ながら布団で寝ていたこともよく覚えている。

 それが小学校に行くようになってフツウに元気な子になった。あのころ風邪の引きだめをして、免疫力をいっぱいつけたのかもしれない。そう思うと「世の中無駄なことなんてひとつもない」っていつも思うことがここにもあてはまる。

なにはともあれあと3日。無事に過ごせますように。